イタリア旅行記(No.2)

第5日(6月23日)(土)
フィレンツェ  →ローマ(約280km/約4時間)
朝6時起床。7時に朝食、8時に集合、ホテルを出発、バスで途中、トイレ休憩(注1)を兼ねながら旅行会社との提携した土産物店へ寄ってローマに向かう。

注1:イタリアのトイレ事情・・観光地でありながら無料の公衆トイレは、殆どない。今回の旅は添乗員付きのツアーであったため、どこでトイレをするか予め決めてくれてあり、バスで長時間移動なら途中に必ず旅行社と提携した土産物店に寄ってトイレ休憩を挟んでくれる。また、レストランテ等で食事をする時は、その店でトイレを利用できるが、観光地のトイレは絶対数が少ないため、あっても有料で列をなしている。料金は、大体50セント位で、高い所は1ユーロ。番人が居て料金を払う所や、コインを入れて回転バーを回して入る無人の所がある。大型デパート、例えばミラノのリナシェンテ(La Rinnascente)でもトイレの案内表示はなく、最上階の隅っこにちょこっとあるだけで、添乗員さんに案内して貰わないと判らなかった。バチカンのサンピエトロ広場には何十万人が集まる時があるが、皆はどうしているのであろうか疑問に思う。


昼の12時頃、ローマに到着。サンタンジェロ城近くのピザの店で昼食。
ピザは、大きさは直径40cm位あって、でかい。マルゲリータとボルチーニ茸の半々になっており、さすがに美味かったが、全部食べきれなかった。デザートにティラミス付き。
昼食後、サンタンジェロ橋を渡ってサンタンジェロ城の横を通り、バチカン市国に向かう。強い日差しの中、影のない石畳の道を歩く。気温は、35℃位あり、非常に暑い。
ガイドさんの話によれば数日前まで涼しかったが、アフリカからの熱風が吹き寄せ、前日は40℃近くあったと言う。今日はこれでもましだと言うが、バチカンのサンピエトロ広場に着く頃は、暑さに少し参った。

サンタンジェロ城
テヴェレ川の西岸沿いにある円形の城で、もとは139年にハドリアヌス帝の霊廟として建てられた。
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サンタンジェロ橋
城と対岸を結ぶ橋でベルニーニの設計。映画「ロ―マの休日」で、この橋の下の川岸で船上舞踏会が開かれ、王女を探している情報部員と新聞記者の間で乱闘劇を演じた。
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バチカン市国(Citta del Vaticano)
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サンピエトロ広場(Piazza San Pietoro)・・エジプトから運んで来た高さ25.5mのオベリスクを中心とした楕円形の広場。30万人を収容できると言われる広場は、直径約200m。回廊に並ぶ284本の柱というスケールの大きさを誇る。設計は、バロックの巨匠、ベルニーニ。

サンピエトロ大聖堂(Basillica di San Pietoro)・・4世紀に着工されたカトリック教の主聖堂。16世紀に大改築。その後、120年掛けて完成。ルネッサンス様式。

バチカンを後に、バスに乗って車窓からヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世記念堂、フォロ・ロマーノを眺めながらコロッセオに向かう。

ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世記念堂・・・・ローマ中心地にそびえ立つ白亜の殿堂。1885~1911年に完成した巨大な記念堂
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コロッセオ・・AD72年着工、80年に完成した闘技場。
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コンスタンティヌス帝の凱旋門
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フォロ・ロマーノ(Foro Romano)・・紀元前753年、パラティーノの丘にローマが建国され、都市として形成されていく中、丘のふもとにこの場所が公共スペースとして整備されたのが起源。
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下車して暑い中を歩いてコロッセオ見学。
記念撮影をして再びバスに乗って、トレビの泉の方に向かう。

トレビの泉と続けてスペイン広場へ行ったが、とにかく真っすぐに歩けないほど人が多い。
その上、ガイドさんからここはスリが一番多いので気を付けるよう何度も言われていたので、写真を取るのも周りを気にしながらで大変だった。
トレビの泉前のイタリアで一番高い店でナカタスペシャルというイタリアンジェラートを食べる。

トレビの泉(Fontana di Torevi)・・古代ローマ時代の水道をもとに1453年、教皇5世の命で蘇った噴水。18世紀に完成。
トレビとは三叉路の意味で、この前から3本の道が延びているのが由来。
コインを噴水の中に投げると願いが叶うと言うが、コインの投げ方は噴水を背にして右手で左肩越しに投げ入れる。
コイン1枚を投げるとローマに再び来ることができるという。そして、2枚投げると好きな人と結婚できる、3枚投げると離婚できる、4枚投げると好きな人と巡り合えるという。
当然、自分は人垣の中、コイン1枚だけを投げ入れた。
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スペイン広場(Piazza di Spagna)・・17世紀に広場前に教皇庁付きのスペイン大使館が建てられたことに由来。階段上にそびえ立つトリニタ・ディ・モンティ教会広場からこの教会に続く137段のスペイン階段は18世紀前半に造られた。広場中央には「パルカッチャの噴水」がある。ベルニーニの父、ピエトロ・ベルニーニの作品。
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スペイン広場、広場前のブランド店が並ぶコンドッティ通りを散策した後、階段上のトリニタ・ディ・モンティ教会広場にて集合。
バスにてローマのツアーではお決まりのカンツォーネディナーに向かう。男性と女性のカンツォーネと添乗員さんの飛び入りで歌った「オーソレミヨ」を聞きながら他の日本人や外国人ツアー客で一杯の中、夕食を頂く。
メニューは、生ハム、ソーセージとトマトの前菜、ボルチーニ茸の太麺パスタ、チキンとポテトのメインディッシュ、ティラミス、アイスクリームとコーヒー。
夕食後、9時過ぎにローマ郊外のホテルBEST WESTERN TOR VERGATAに到着。
ここでミラノからずーっと一緒にバスを安全に運転してくれた運転手さんとお別れ。
ホテルは設備も新しく綺麗であったが、バスタブはなくシャワーのみ。
ここでも2連泊だが、明日も朝早いのでゆっくりしていられない。
ローマでは、とにかく暑くて、スリ・ひったくりに気を使ったため二人共疲れた。

トリニタ・ディ・モンティ教会広場
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BEST WESTERN TOR VERGATA
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第6日(6月24日)(日)
ローマ(約230km/約3時間) → ナポリ(約45分)→カプリ島 →ナポリ→ ローマ
朝5時半起床。6時半に簡単な朝食(パン、チーズ、牛乳、ジュース、フルーツ、コーヒー、紅茶)。
7時にホテルを出発。バスで一路ナポリに向かう。
途中、トイレ休憩をして10時前にナポリに到着。
バスの車窓からヌォーヴォ城など市内を少し見て、ナポリ港に着く。

ヌォーヴォ城(Castel Nuevo)・・13世紀末建設。1443年全面的に改装。入口正面はグレーのパペルノ石で造られた3つの塔がある。
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10時35分発のカプリ島行きの高速船に乗り、11時25分頃カプリ島着。

ナポリ港からカプリ島への高速船
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ここから30人乗り位の小型船に乗換え、20分位で「青の洞窟(Grotta Azzura)」入口付近に着くが、洞窟に入るには客4人と船頭1人の小さな手漕ぎボートに又、乗換えなければならない。

カプリ港から洞窟への小型船
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洞窟前には順番待ちの小型船が10隻以上待っており、手漕ぎボートに乗換えるまでに1時間以上、波に揺れながら海上で待たされるのである。

手漕ぎボート
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船に弱い人は、戻りたくても途中から戻れないので青の洞窟観光は止めた方が良いと思う。
午後1時頃ようやく順番が来て、手漕ぎボートに乗換え、青の洞窟に入場。
入口は狭くて高さも無いので、船頭の合図によりボートの中で仰向けになって洞窟に入る。

青の洞窟内から入口を見る
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1時間20分位海上で揺られながら順番待ちの上、中に入ったら2周ほどして終わり。
写真を撮るのに必死になっていたので、後で気が付いたら中をゆっくり見ていなかったようで残念ながらこの目で見た印象が余り残っていない。

青の洞窟内
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数分で洞窟の外に出て、予めガイドさんに言われていた1ユーロのチップを船頭に渡して小型船にまた戻る。
この時、大きな揺れが来て船から落ちそうになって危なかった。
救命胴衣も付けず、海上で小さな船からボートに乗り移るのは非常に危険であった。
天候によっては洞窟前まで来ても入れないこともあり、カプリ港に無事に戻ることができ、青の洞窟を見られたことに感謝する。
港からケーブルカーに乗って、山の中腹に登りオープンレストランで2時過ぎに昼食。 
メニューは、アサリのぺペロンチーノ、サラダ、イカとエビのフリッター、レモンシャーベット。
ここのパスタは、おいしかった。
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昼食後、バスで港に戻り少しの自由時間にお土産を買い、高速船でナポリに戻る。
午後5時頃、再びバスに乗って、ローマに帰る。途中、トイレ休憩を兼ねた土産物屋に寄って、ナポリ名物のレモン塩やレモンゼリーなどを買う。

8時頃、ホテルに着く。この日の晩御飯は、ツアーに含まれていないので自前で食べることになるが、近くに適当な食べるところがなく、皆疲れていて出掛けるのも遅いので、ホテル近くのピザ屋さんでピザとライスコロッケを買って食べる。
これでイタリア観光の全日程はおしまいである 。帰る頃には、みんな気さくに話をし合う、すっかり仲間である。
お土産が増えて荷物の重量が気になる人が、きっちり秤を持ってきており親切に秤を貸してくれたので、帰り仕度の準備をしてトランクの重量を量る。2人共、それぞれ20kg以下でOKである。

第7日(6月25日)(月)
ローマ11:20発 フィンランド航空 AY782便✈✈✈ 15:45(現地時間)ヘルシンキ着 ☂
朝5時半起床。6時45分に朝食。7時45分にホテルを出発、バスでローマ、フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ビンチ空港)に9時頃到着。
搭乗手続きの窓口が混んでいた上、全員揃うのに時間が掛かったため空港内の免税店を見て回る時間が余りなかった。空港内でチョコレートなどのお土産を買う。
この便は、日本行き直行便ではないため、テロ対策のため乗継空港で液体のものは全て没収されるので、ここでは飲物のおみやげは買えない。
機内でハム、チーズ入りの胚芽パンのサンドウィッチの軽食が出る。
定刻通りヘルシンキに到着。乗継時、乗ってきた機のバゲッジ積替え作業が見える。
バゲッジは、コンテナーに入っておらず、1個ずつ2mくらい上から落としている。私達のツアー仲間のトランク1個が、行きの飛行機でかなりのダメージを受けていてクレームをしていたが、これではトランクが壊れるのは当たり前である。

ヘルシンキ17:20発 フィンランド航空 AY077便✈✈✈
ヘルシンキ空港で乗継時にユーロ圏出国手続きをする。
妻はICチップ付きのパスポートで出国審査が早く済んだが、自分の方は以前のパスポートだったため行列も長く、出国審査にかなり時間が掛かった。
そのためにヘルシンキ空港内でもまたムーミン等のフィンランドのお土産を見る時間がなかった。
定刻通り機内に案内されるが、少し遅れて離陸。
これからまた約10時間の飛行である。晩の機内食は、サーモンサラダ、パン、チーズ、クラッカー、チョコケーキとチキンパスタかホウレン草のドリアかを選ぶので1種類ずつ頼んで、半分ずつ食べる。
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第8日(6月26日)(火)
フィンランド航空 AY077便✈✈✈ 08:55関西空港着
機中、ツアーで仲良くなった人達と住所やメールアドレスの交換。あとは寝るしかないが、やはり飛行機の中は、あまり眠れない。
チーズサンドバーガー、ミニマフィン、ブルーベリーヨーグルトの朝食を食べる。
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定刻より45分遅れて9時40分に関西空港に無事着陸。
ツアーの仲間と添乗員さんにお礼とお疲れさまで解散。

残ったユーロを円に交換。ユーロ売りのレートは、€1=\96.78。
10時45分のリムジンバスに乗り、12時前に自宅着。


感想
イタリアは、すばらしい建物や遺跡が多く、ミラノやフィレンツェのドゥーモ、ピサの斜塔、ローマの史跡等見るもの全てに歴史を感じ、世界遺産の写真集に載っている建物や景色を目の当たりにして感動した。
観光した場所は、イタリアの代表的なところを駆け足で見て回っただけである。
一度だけではとても見きれず、もう一度ゆっくり見たい所や他にも訪れたい都市が一杯ある魅力的な国であった。しかし、観光地の治安が良くなく、スリやひったくりが多いから貴重品にはくれぐれも気を付けるよう酸っぱく言われていたので、人の多い所は周囲に注意し過ぎて疲れる。

家に帰ってからテレビで放送されるイタリアの旅番組を見たり、またローマで長くロケをしたという映画の「ホタルノヒカリ」を見に行ったりして、私達が行った場所を思い出している。
また、昔に見たことがある映画「ローマの休日」のDVDを借りて来て、再度じっくり見た。
この映画は1953年に製作されたが、写っているローマの街は先日行った風景と殆ど変っていない。
変わっているのは走っている車と人の服装だけである。それだけイタリアの人達は、古いものを大切にしているのだなと思う。
旅行中は気が張っていたせいか、暑い中を毎日13,000歩位歩いていたが、2人共とても元気で旅を楽しめることができた。しかし、帰ってからは暫く時差ぼけかなんだか眠く一週間くらい体がしゃんとせず、通常の状態に戻るのに10日くらい掛かった。

今回のツアーは、晩遅くホテルに着き、朝早くホテルを出るというような強行スケジュールであり、忙しくてホテルの中でもゆっくりする時間なかった。
宿泊は、Bクラスのホテルであったが、ただ寝るだけであったのでそれで十分である。逆に豪華なホテルであったら、ホテルでくつろぐ時間がなく、もったいなかったであろう。フリータイムがあるツアーなら、交通に便利の良い市の中心部にあるホテルのツアーを選ぶことを薦める。
しかし、ツアー料金の都合で往復の飛行機は夜行便が多いが、行きのフライトは昼便のツアーを年配の方は選んだ方が良い。路線の関係で日本出発が夜行便しかない場合は、仕方がない。
帰りは、家に帰って寝ることができるので夜行便でも差し支えないが、行きの夜行便であまり眠れずに翌朝フルタイムで観光では、ツアーの一日目から相当疲れることになる。
また、体力も必要であることを実感し、遠いところは今のうちに行っておかなければと思う。
(了)

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この記事へのコメント

nana*
2013年01月08日 11:30
スライドショーで次々に見るのも良いけど、説明付きでじっくり見られるのもいいですね!
美味しいご当地グルメの写真が親子で大好きなので、次も期待しています♪

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