イタリア旅行記(No.1)

夫婦で海外旅行は、2008年11月の台湾/台北3日間と2009年11月のシンガポール・マレーシア5日間の2回だけで、これらの旅は自分で好きなフライト、ホテル、観光場所をチョイスできる気ままな旅であった。自分がリタイアー後、本格的な海外ツアーに参加したのが今回初めてである。新聞広告で比較的安くて且つイタリアの行きたい観光地を網羅したJTB旅物語「アモーレ!イタリア8日間」を見つけ、飛行機嫌いの妻を説得してどちらかと言えば衝動的に申し込んだ感がある旅であった。

日程: 2012(平成24)年6月19日(火) ~26日(火) 8日間

第1日(6月19日)(火)
関西空港10:45発 ☂ フィンランド航空 AY078便✈✈✈ 15:00(現地時間)ヘルシンキ着 ☂
6月にしては珍しい今夕、紀伊半島付近に上陸するという台風4号が接近し、出発に影響がないことを祈りつつ早めに関西空港に着く。家の近くから関西空港行きのリムジンバスが出ているので、バスにトランクを預けるだけで乗換なしに行けるので便利。
空港で添乗員のT嬢にEチケットを貰い、ミラノまでの乗継を含め、チェックインする。
ヘルシンキまでの飛行機はA330で、2+4+2の座席配置なので窓際の2人席を確保。
両替は日本の方がレートが良いとのことで、40,000円程ユーロに両替する。レートは €1=\104.03
出発時刻頃になると台風の影響で雨がひどくなるが、定刻通り離陸。
画像

ヘルシンキまでの飛行時間は、約10時間15分。離陸後、機内の前席の若い外国人2人が、いきなりリクライニングシートを一杯に倒してくる。映画を見たりゲームをしたりするが、前席との間隔が狭すぎてモニターが近くて目が痛くなり、途中でゲームを楽しむのを止める。
機内食2回。ヘルシンキには、定刻より若干早く到着。ヘルシンキも☂。 
シェンゲン協定によりヘルシンキにてユーロ圏入国審査。しかし、時間が掛かり乗継時間に余裕なし。

ヘルシンキ16:05発 ☂ FINNAIR AY795便 ✈✈✈ 18:05(現地時間)ミラノ マルペンサ空港着☾
機内への乗込みは定刻通りであったが、機のドアも閉めて動き出す直前に何か管制のトラブルの放送があり、そのまま1時間機内でストップ。放送の内容が良く判らなかったが、飛行機自体のトラブルではないためまあ仕方がないか。ミラノまで約3時間のフライト。途中、スイス上空より多分アルプスだと思うが、冠雪した高い山々が見える。機内食は軽食。

画像


約1時間遅れで Milanoマルペンサ空港に到着。
ヘルシンキでユーロ圏入国審査を済ませているので、イタリアでは入国審査なし。
そのまま迎えのバスで、郊外にあるレジデンスタイプのATA HOTEL RIPAMONTI(旧 リパモンティデュー&レジデンス)に8時半頃到着したが、周りはまだ明るい。
日本との時差は、7時間で、日本時間にしたら夜中の3時半。部屋に入って、すぐに設備をチェック。バスタブ付きで湯は出るが、エアコンのスイッチが入らない。見に来てもらったら、外のバルコニーにある室外機のそばにエアコンのメインスイッチがあると言い、それをONにしたら、エアコンが動いた。そんなことは、チェックインの時に先に言っておけと文句を言いながら、遅いので風呂に入って早く寝る。

ATA HOTEL RIPAMONTI
画像



第2日(6月20日)(水)
ミラノ  →ベローナ(約169km/約2時間半)  → ベネチア(約124km/約1時間半)
朝6時起床。日本時間は午後1時であるため、無事に着いている事と気になっていた昨日の台風はどうなったかを携帯メールで娘に尋ねる。台風は和歌山県南部に上陸して通過したが大阪はたいしたことがなかったと聞いて一安心する。
7時に簡単な朝食(パン、ゆで卵、シリアル、牛乳、リンゴ、コーヒー)。
8時15分に集合、ホテルを出発。ミラノ市街へ向かう。
ツアーは、5組の夫婦(自分たちを含めリタイアー組が4組、現役のリフレッシュ休暇で来た夫婦1組)と年配の女性1人、現役の旅好きな女性1人、30代の独身男性2人の計14人であった。大型バスに14人+添乗員1名のゆったりした旅である。

車中からスフォルツェスコ城を見ながら市中心部に入る。
スカラ座から1878年に完成したという芸術的美しさを持つガレリア・ヴィットリオ・エマヌエルⅡ世通りを歩く。
ここには、PRADA本店、GUCCI、LOUIS VUITTON等の有名店が並ぶブランド好きには、たまらない通りである。
画像

この通りの十字の中央部分に雄牛のモザイクがあり、この雄牛の尾部に片足のかかと乗せ、一回転すると幸運が訪れると言われている。

この華やかな通りを抜けると広場に出て、目の前に壮大なドウォモが現れる。
画像

Duomo(ドウォモ)・・ミラノのシンボル的な存在。イタリアのゴシック建築の中でも最高傑作と言われる。着工1386年。完成までに500年の歳月が費やされる。幅98m、奥行き150m、高さ108.5m 

このドウォモの屋上に狭い階段で上る。
屋上への階段での入場料は、1人 7ユーロ。エレベーターでも上がれるが料金は少し高い。

画像

ドウォモ横の大型デパートLa Rinnascente でトイレを拝借して、おみやげの珍しいパスタ等を買う。
スカラ座前のスカラ広場にて集合、バスに乗り、ミラノ中央駅近くのトラットリアで昼食。
メニューは、ミラノ風リゾット(コンソメで煮込み、サフランで黄金色に仕上げたもの)、サラダ、ミラノ風カツレツ、デザートにジェラート。
画像
画像

昼食後、バスでベローナ(Verona)に向かう。町に入って14世紀建造の川沿いの古城、カステルベッキオの横を通って、バスを下車。町の中心にある新市場の開廊の脇にイノシシのブロンズ像があり、これも又、鼻をなでると幸運をもたらすと言われている。
画像

ロミオとジュリエットのモデルとなったカプレーティ家の娘が暮らした屋敷の庭にある「ジュリエッタの像」を見学する。この像の左胸を触ると幸せな結婚ができると言われているので、今更あまり関係がないが多数の観光客の順番待ちしてやはり胸を触る。
画像

ランベルティの塔があるエルベ広場を通り抜け、アレーナの前にあるブナ広場に出る。
このアレーナは、ローマのコッロセオより古く、1世紀末に作られた古代ローマ最大の円形劇場である。この前でイタリアンジェラートを食べる。

エルベ広場
画像


アレーナ
画像



その後、バスでベネチア (Venezia) に向かう。ベネチアの本土側の都市、メストレ(Mestre)にて夕食。
メニューは、ズッキーニのパスタ、サラダ、白身魚のムニエル、チョコレートクッキー入りのアイスクリーム。
午後8時半頃、Mestreにある HOTEL CENTRALEに入る。ホテルは古そうだが、エアコンが効くからまあ良いか。
バスタブがないので、シャワーを浴びて明日の準備をして早く寝る。

HOTEL CENTRALE
画像


第3日(6月21日)(木)
ベネチア  →フィレンツェ(約235km/約4時間)
朝5時45分起床。6時45分、本当に簡単な朝食(甘いパン、甘い菓子パン、コーヒー、紅茶)。
7時半に集合、ホテルを出発。メストレからバスでリベルタ橋を渡り、車は一切ベネチア市内に入れないため、ベネチア入口の駐車場から小型ボートに乗り換え、ベネチア中心部に向かう。
画像

ボートよりサンマルコ寺院・鐘楼を見る。
画像

25分位で中心部のサン・ザッカリーア・ダニエリ桟橋に着く。この前のホテル・ダニエリ(HOTEL DANIELLI)は、ジョニー・デップ、アンジョリーナ・ジョリー主演の映画「ツーリスト」の中で2人が宿泊した14世紀末のゴシック様式のベネチアの中で最も格式の高いホテルである。(一度、泊ってみたかった!)桟橋から直ぐに溜息橋を横に見て、ベネチアのシンボルであるサンマルコ広場に出る 。ドゥカーレ宮殿、サンマルコ寺院、鐘楼、行政長官府がこの広場を囲む。

溜息橋
画像

奥、右側にサンマルコ寺院、左側に鐘楼、手前左側は行政長官府
画像

サンマルコ寺院・・・828年エジプトのアレキサンドリアから運び込まれた聖マルコの遺体を納めるために建てられた寺院。モザイク画に飾られるビザンチン建築で有名な寺院だが、大火などで度々改装されロマネスク、ルネッサンス、ゴシック様式も加えられた。見所は中央祭壇の後ろにあるパラ・ドーラ(黄金の衝立)。
鐘楼・・・高さ96.8m、16世紀建築。60mの高さにある展望台はエレベーターで昇れる。上からレンガ色の並ぶ市街とラグーナを一望できる。
溜息橋・・・ドゥカーレ宮殿と旧監獄をつなぐ。この橋を渡ると二度と生きて戻れないことからこの名前が付いた。


鐘楼の上よりサンマルコ広場を見る。向こうに小さく見えるのがサンタマリア・デッラ・サルーデ教会
画像

ゴンドラ
画像


見学コースに入っているベネチアングラス作りの実演を見て、ネックレスを買う。
自由時間に鐘楼に上った後、街中を散策する。ガイドに紹介して貰った金細工の店でペンダントを買う。
時間が余りなかったためゴンドラには乗らなかったが、ちなみに料金は6人乗りで80ユーロが相場。
昼食は、ベネチア内でイカスミパスタ、パン、いわしのマリネ。イカスミパスタは、少し生臭いがおいしかった。
昼食後、ボートで駐車場まで戻り、バスに乗ってフィレンツェに向かう。
途中、トイレ休憩を兼ねて皮革製品店に立ち寄る。午後6時半頃、フィレンツェ郊外のレストランテでラザニア、鶏モモ焼き、フライドポテト、ケーキの夕食を食べる。
画像


夕食後、アルノ川河畔の小高い丘にあり、フィレンツェの市街を一望できるミケランジェロ広場に行く。午後8時半頃だが、まだ日が差している。
画像


午後9時頃、フィレンツェのホテルGOLDEN TULIP MIRAGEに着く。
部屋はバス付きでまあまあ良い方である。ここで2連泊なので少しゆっくりできる。

第4日(6月22日)(金)
フィレンツェ市内観光  →ピサ  →フィレンツェ
朝、初めて時間があったので、起床後ホテルの周りを散歩するが、住宅地のため見る所がない。
8時朝食。メニューは、パン、チーズ、ハム、牛乳、グレープフルーツジュース、フルーツヨーグルト、リンゴ、コーヒーで、今迄で一番良かった。
画像


9時、ホテルを出発して中心部に向かう。
フィレンツェはメディチ家統治時代にルネッサンス文化が花開いた街である。街の歴史的な中心部は世界遺産で、花の聖母寺Duomo(ドウォモ)、ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、メディチ・リッカルディ宮、シニョリーア広場とヴェッキオ宮殿(市庁舎)、ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)、レブブッブリカ広場等を見学。
フィレンツェのドウォモは、ミラノのドウォモと異なり、ルネッサンス様式の壮大な建物であった。

サンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂(S. Maria del Fiore)
画像

ドゥオーモ(大聖堂)、サン・ジョヴァンニ洗礼堂、ジョットの鐘楼の三つの建築物で構成される。
1296年建築家カンビオの設計で建造が始められ140年掛けて建造されたこの大聖堂は、奥行153m、最大幅90mある。
八角形の内陣の上に巨大なクーポラを載せるという最後の難事業は、ブルネルスキが発案した二重構造の建築方法で16年の歳月を掛け、1436年に完成した。
横にあるのは、ジョットの鐘楼(Campanille di Giotto)で,1359年に完成した高さ84mの塔である。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂
画像

11世紀半ばのフィレンツェでも最古の建造物の1つ。
3つの青銅製の門扉に施工されたレリーフが有名。
南の扉・・アンドレ・ピサーノ1336年作

北の扉・・ロレンツォ・ギベルティ作(1402~25年)

東の扉
画像

アンドレ・ピサーノ作。(1425~52年)ミケランジェロが「天国の門」と呼んで賞賛した。
現在の扉は、レプリカ。本物は、ドウォモ付属博物館にある。

ヴェッキオ宮殿
画像

13世紀に自由都市体制を唱えたフィレンツェ議会が執務官の館として建築したゴシック様式の建物。
現在は、市庁舎。

ヴェッキオ橋Ponte Vecchio)
画像

アルノ川の洪水に流され、1345年再建されて以来、今なお中世の形態を残すフィレンツェで最古の橋。
橋の中央部にはフィレンツェの貴金属細工の父と言われるベンヴェヌート・チェッリーニの胸像が立つ。
橋は上下2層になっていて2階部分は、ヴェッキオ宮とピッティ宮を結ぶ通路として使用されていた。

シニョリーア広場(Piazza della Signoria)
画像

「コジモ1世のブロンズ像」「ミケランジェロのダヴィデ像(コピー)」等、多数の彫刻が立ち並ぶ。
他に、「ネプチューンの噴水」「サビーナの女の略奪」「メデューサの首を持つペルセウス」がある。

近くのトラットリアで昼食。メニューは、ミネストローネ、フィレンツェ特産のキアーナ牛のハンバーグと野菜添え。

昼食後、バスでピサに向かう。
約1時間半後、ピサの入口に到着。観光バス専用駐車場で降りて、ピサ斜塔行きの専用シャトルバスに乗換え、3時半頃に到着する。

城壁に沿って歩いて門を抜けると観光客が一杯のドウォモ広場に入る。
ガイドによれば、これでも空いている方だと言う。手前から洗礼堂、ドウォモ、斜塔が見える。天気が良かったため、空の青さと斜塔の白さが映える。

画像


洗礼堂・・12世紀から数百年かけて建造された円形の洗礼堂

ドウォモ(大聖堂)・・1063年から建設され、12世紀の中盤に完成したピサ・ロマネスク様式の代表建築

斜塔(Campanile di Pisa)・・1173年に着工されたが、3階を工事する段階で地盤沈下が始まり、工事が中断。その後、塔の中心をずらしながら完成させたが現在でも傾きつつあり、北側と南側では高さ70cmの差がある。高さ55m、大理石造り。
画像


再び、フィレンツェに戻り、7時頃市内の中華料理店で夕食。
メニューは、炒飯、酢豚、青椒肉絲、麻婆豆腐、魚のすり身のフライで、久しぶりのお米はおいしかった。ホテルは前夜と同じ。



続く・・・


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 3

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • エアマックス 2013

    Excerpt: イタリア旅行記(No.1) 雨男かな?/ウェブリブログ Weblog: エアマックス 2013 racked: 2013-07-10 08:25